[cocur] fuku(コクール・福)

 

[cocur] fuku(コクール・福)製作背景:手のひらに残った小さな試作品

 

前代未聞のコロナ禍に世界中が不安に苦しむなか、赤坂金型彫刻所は一体なにができるだろうと考えました。
海外より値段は張るけれど、丈夫で繊細で、どの国にも負けないくらいの力が備わっている「日本のものづくり」。
日本の町工場の心根である「ものづくり」への想いと製品そのものを、今一度みなさまに知っていただけないかと。
そのとき手のひらにあったのは、ひとつの小さな試作品でした。

 

八尾のものづくりを世界へ!『YAOYA PROJECT』始動

 

2019年、八尾市が立ち上げた八尾のものづくりを世界へ広げることを目的とした『YAOYA PROJECT』 に参加しました。
八尾の町工場、その職人たちの技術を世界にアピールするため、台湾を舞台にしたプロダクトづくりを目指すというものです。

『YAOYA PROJECT』

普段は、製品の部品をつくるための土台を作る私です。
『YAOYA PROJECT』でプロダクト立案のパートナーのクリエイター平山靖子氏と共に、2019年度の『YAOYA PROJECT』の舞台である「台湾」にフィールドリサーチに赴きました。
【とにかく細かな造形を金属に彫る】技術を少しでも多くの人に見ていただくために、彫金アクセサリーをプランニングし、その試作品を製作しました。
台湾の伝統的な意匠「倒福」と、台湾の街々を彩る造形的な窓枠やタイルなどから着想を得てデザインしたアクセサリートップ。

 

クリエイターの平山靖子氏と台湾で彫金アクセサリーのアイデアだし

クリエイターの平山靖子氏と台湾で彫金アクセサリーのアイデアだし

 

(左)台湾に出展した展示会にて、さまざまな素材で制作した「福」(右)「福」の彫りの細かさをルーペで確認する来場者

(左)台湾に出展した展示会にて、さまざまな素材で制作した「福」
(右)「福」の彫りの細かさをルーペで確認する来場者

 

想いをカタチに!仲間と共に「福プロジェクト」始動

 

そんな想いをカタチにする場所、『YAOYA PROJECT』 は2020年3月末で一旦活動を休止。

『YAOYA PROJECT』 から生まれた「福」をカタチにしたい!
「福」でみなさまにしあわせを届けたい!
そして私自身が「福」で新しい未来を拓きたい!

そんな想いを胸に何とか製品化に向けて動けないかと、友人のWebデザイナーに相談しました。
すぐにその想いに共感してくれて、クリエイティブディレクター・アクセサリープランナーの仲間と共に製品化に向け「福プロジェクト」を立ち上げました。

クリエイティブディレクターとは商品のネーミングやコピーライティングを始め世界観の創出を共に考え、アクセサリープランナーとは共に商品のブラッシュアップを重ねました。
またWebデザイナーにはプロジェクト全体の取りまとめを依頼、情報発信やWebサイト制作などを提案してもらいました。

 

初めてのクラウドファンディングへの挑戦!

 

2020年7月、『YAOYA PROJECT』終了当時はまだ試作品の域を出なかったものを「福プロジェクト」 でブラッシュアップさせ、製品としてみなさまにむけて発信すべく、また弊社の技術と歴史を守るため、初めてのクラウドファンディング(0.05mmの刃先!ミクロの彫刻職人がアクセサリーに挑戦!親子三代の技を守りたい)に挑戦しました。

 

ブラッシュアップしたアクセサリー
その名も

[cocur] fuku(コクール・福)

みなさまの幸福を願い、内側に天然石を加工
(写真は加工例)

 

「幸せが天から降ってくる」という云われの「上下逆さの福」をモチーフに、アクセサリーの世界の中で美しい華が開くことを願って、緻密な彫刻技術によって「上下逆さの福」のデザインを彫り起こしました。
また、天然石をパーツの内側に抱かせることで、みなさまにより豊かな幸福がやってくるようにと願いを込めました。

コロナ禍の中、何か新しいことを始めないとと焦る気持ちの中、全くの手探りだった「初めてのクラウドファンディング」では、目標をはるかに上回る715%ものあたたかなご支援をいただくことができました。
その成功の後押しで、今回の「オンラインショップ」開設まで進めることができました!

 

進化する「彫刻アクセサリー」、そして未来へ!

 

クラウドファンディングでご支援いただいたみなさまへのリターン商品としてデビューし、みなさまに育てていただいていると言っても過言ではない『[cocur] fuku(コクール・福)』。
ご支援いただいたみなさまへの製品の製作の中で、更に洗練された製品をお届けすべく、『赤坂式半月彫刻法』の切っ先や切削条件、治具、配置、設計、それら「工程」のすべてを刷新いたしました。
材質選定においても安全性がより高いジュラルミンを使用し、大変こだわりのある「彫刻アクセサリー」に進化しております。

八尾の小さな町工場の挑戦が、八尾の職人仲間はもちろん、すべての人の元気と勇気と笑顔につながるように。
「赤坂のような小さな町工場ができるのなら、ウチでもできるだろう!」と。
混沌とした社会情勢をチャンスととらえ、赤坂金型彫刻所は未来を拓くべく、『 [cocur] fuku(コクール・福)』と共にここから歩を進めてまいります。

 

「福プロジェクト」メンバー|左から)アクセサリープランナー 川野輪、プロジェクトマネージャー 田川(Webデザイン&広報担当)、三代目赤坂兵之助クリエイティブディレクター 畑

「福プロジェクト」メンバー
左から)アクセサリープランナー 川野輪、
プロジェクトマネージャー 田川
(Webデザイン&広報担当)、
三代目赤坂兵之助、
クリエイティブディレクター 畑